理事長日記

2017/08/28
社会福祉士相談援助演習
 本年度から日本知的障害者福祉協会が運営する社会福祉士養成所の相談援助演習の講師の依頼を受けており、8月25日から27日の3日間東京国際フォーラムで演習を行いました。

 1か月ほど前から演習資料などの準備を進めてきましたが、何分はじめてなもので、内容や時間配分などなど、手探りの中実施しましたが、17名の受講者の皆さんの前向きな姿勢に助けられ、無事3日間を終えることができました。

 準備段階や当日の演習も含め、改めてソーシャルワーカーの役割や使命について考えさせられました。おそらく受講者以上に私自身が一番勉強をさせていただいたのではなないかと感じています。

 もうすぐ埼玉のサービス管理責任者研修や虐待防止・権利擁護研修が始まりますが、そちらはチームで研修内容などを検討し、研修当日もスタッフ同士で助け合い研修を行っていきますが、今回は一クラス丸々一人で企画をし、当日のマネジメントを行うということで、改めてチームで実施することのありがたさを感じることもできました。

 社会福祉士は医師や弁護士のように業務独占の国家資格ではなく、あくまでも名称独占の国家資格です。社会福祉士の配置を要件としている事業はごく一部であり、その意味では資格を取ることを意義というものを感じづらい資格の一つかもしれません。

 私も本養成所の卒業生ですが、資格を取ろうと思ったきっかけは、福祉の知識も経験も全くない自分が少しでも武器を手に入れようと、もっと言うと名刺に「社会福祉士」と入れることによって、少しでもハッタリが利くのではないかという、単とも薄っぺらい想いからです。
 しかし実際に勉強をしてみたことで、たくさんのことを学びましたし、責任というものも感じることとなりました。
 もう10年以上前の話にはなりますが、新鮮な気持ちになることができた3日間でした。
2017/08/23
強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)A日程1日目
 昨日標記研修が行われました。
 本年で3年目になる研修ですが、この研修は一部事業で加算取得要件になっているため、毎年多くの方が受講されています。
 今年も3日程に分けて、合計で300名以上の方が受講予定となっています。

 私は強度行動障害と虐待防止というテーマの講義を担当させていただいています。
 国の障害福祉従事者による虐待に関する統計を見ると、虐待被害にあわれた人の傾向は顕著で、障害種別では圧倒的に知的障害のある人が多く、障害支援区分では区分が高くなるほど多く、また、全体の30%程度は行動障害のある人となっており、これは意思表示、意思決定が苦手な人ほど被害を受けやすいということが言えるのではないかと思います。
 また、虐待加害者としては、管理者、経営者、サビ管など本来指導管理することが役割である役職員が、全体の20%にも上っていることにも注目しなければなりません。

 障害者虐待防止法施行以来、様々な形で虐待のケースを見てきましたが、障害福祉サービス従事者による虐待は、個人の責任によるものが全くないとは言えませんが、基本的にはガバナンスの問題だと思っています。つまりは組織のトップがどう考え、どのような取り組みをし、それを浸透させるということが最重要だということです。
 私も一経営者としてその点を肝に銘じていきたいと思います。
2017/08/11
8月度全体会議・全体研修
 本日午後から法人全正規職員対象とした全体会議、全体研修を行いました。

 全体会議では、4月から7月までの業務報告、委員会活動報告を中心に行いました。

 その後、全体研修では、6つのグループに分かれ、冷蔵庫、掃除機、洗濯機の新商品を開発し、その商品のPRを行うというグループワークを行いました。
 どのチームも自由な発想をもって、様々な機能を考え、プレゼンテーションも大変個性的なものでした。大変有意義な研修になったと思います。
 研修の企画運営を行った研修委員会のメンバーもこれまでの準備、設営、本日の運営とよく頑張っていました。

 とかく福祉業界はプレゼンテーションを行う機会が少ないと思いがちですが、実は毎日プレゼンテーションを行っています。利用者の方に支援計画を説明したり、外出や旅行はどこに行こうかと行先を一緒に考えたり、これも立派なプレゼンテーションです。これらのことをプレゼンと思って行うのと、そうでないのとは伝え方の工夫なども大きく変わってくるものと思います。日々の実践に活かしてもらえたらと思います。

 また、発想力については、そもそも本当の0から新しいものを生み出す力などある人間はほとんどおらず、多くは自身の過去の様々な経験をベースとして、たくさんの価値観の相乗効果によって、それらを膨らまして新しいものを生み出すものと思います。
 ということは、結局発想力というものは、まずはたくさんの経験をするということ、そしてたくさんの人とたくさんの話をすることが重要なのだと思います。

 今後も多くの経験の機会やたくさんの人たちと交わる機会を職員個々でも作っていってもらいたいと思うと同時に、法人としてそのような機会をたくさん作っていきたいと思います。
2017/08/04
埼玉県への施策及び予算要望提出
 昨日埼玉県障害者支援課に対し、発障協として施策及び予算の要望書を提出してきました。
 ・障害のある人たちの暮らしに関する要望事項
 ・地域で支えつ仕組みづくりに関する要望事項
 ・人材の確保及び育成に関する要望事項
 ・支援度の高い人を支えるための仕組みづくりに関する要望事項
 ・国に要望していただきたい事項
 ・その他
の6つを柱として、要望をしてまいりました。

 行政と事業者がまずは互いの立場で自助努力をしたうえで、強力なタッグを組むことが、施策の推進に繋がるものと考えます。今後もしっかりと互いに意見を言い合える、良い関係性を築いていけたらと思います。
2017/08/01
発障協 理事会
 連日発障協の会議です。

 本年度の3分の1が経過し、各委員会、部会のこれまで、今後の取り組みの報告を行いました。
 また、昨日総務委員会で協議した内容も理事会に報告し、さらに理事の皆さんからご意見をいただきました。

 協会活動もこれから夏、秋に向けて本格化していきます。より充実した活動となるよう役員として取り組んでいきたいと思います。
2017/07/31
発障協総務委員会
 本日発障協総務委員会に出席しました。

 今後の協会のあり方、取り組みについて協議を行いました。
 その中でも特に協会としての人材確保に向けた取り組みについての協議を中心に行いました。

 一口に人材確保といっても、ターゲットをどこに置くのかによって、取り組み方も変わってきます。ここ数年の人材確保に重点を置くのか、もっと小学生や中学生などを対象として、将来に向けて障害福祉に関心を持ってもらえるような取り組みにするのか、様々な意見交換が行われました。

 共通して言えるのが、障害者福祉、特に知的に障害のある日立への支援というものが、イメージしにくいという点があるのではないかということでした。

 高齢者の介護や保育については、比較的イメージがしやすい部分がありますが、障害者支援となると、支援度の高い方への支援から、就労支援、住まいの支援など多岐にわたっており、確かに関わりに少ない人たちにとってみれば、イメージがしにくいのかもしれません。

 イメージしにくいのであれば、体験を通してイメージできる機会を創出していくことができないかというところでまとまり、具体的な取り組みについては今後さらに協議していくこととなりました。

 基本的には人材確保や育成はは各法人の責任の下で行うものであり、実際にきちんと人材を確保できているところもあるのが実態です。
 では、協会の役割は何なのかを考えてみると、協会というスケールメリットを生かして、より多くの方々に関心を持ってもらうことなのだろうと考えます。
 どのような取り組みに繋がっていくかは今後の課題ですが、より多くの方に関心を持ってもらえるような取り組みに繋がっていくことを期待したいと思います。
2017/07/27
民生委員制度創立100周年記念講演会
 昨日標記講演会に出席しました。

 民生委員はその前身の岡山の済世顧問制度、大阪の方面委員制度がその始まりと言われています。地域の中の困っている人たちが、地域住民の手によって支えあうという、今の民生委員制度の源流となっています。
 これらの制度が始まってから本年が100年目に当たるそうです。

 今回の講師は元千葉市社協職員で、現在は大学等で講師も行いながら、全国の福祉研修期間の研修企画アドバイスや地域福祉のコンサルタントを行っている、松藤和生氏でした。

 全国各地の民生委員活動を精力的に調査し、そこでの様々な実態をユーモアを交えて、お話しいただきました。大変興味深くい、そして飽きさせない大変面白い講演会でした。

 いつも申し上げていることですが、全国共通の仕組みづくり、制度作りは不可能である、だからこそ小さな地域での仕組みづくりが重要だということを、今回の話の中でも様々な地域の実情や取り組みを伺い、改めて感じました。
2017/07/24
埼玉県施策推進協議会 ヒアリング
 本日午後、標記ヒアリングに出席しました。
 本ヒアリングは埼玉県の障害福祉計画、障害者計画作成に当たり、各団体から意見を聴取するものです。

 様々な意見を申し述べてきたところですが、その中でも特に人材確保の問題、そして入所待機者の問題、権利擁護の問題などについて意見、要望を申し上げてきました。

 今後各団体の意見が施策推進協議会にあげられることになりますが、私も同協議会のメンバーとして各団体の意見を踏まえて、積極的な意見を申し上げていきたいと思います。
2017/07/21
日本知的障害者福祉協会 政策委員会
 本日政策委員会に出席しました。

 今般の障害福祉サービス報酬改定のヒアリングが行われていますが、委員会に先立って、本日の午前中に当協会のヒアリングの日程でしたので、傍聴をしてきました。
 
 当協会は知的障害のある人への支援を行う全ての障害福祉サービス事業をカバーしていますので、その首位範囲は大変広く、要望も多岐にわたります。ヒアリングには当協会の会長及び政策委員長が出席しましたが、短い時間の中で、協会の考えについてお伝えいただきました。

 午後の委員会では報酬改定に関する協議を中心に行いました。今回の報酬改定は大変厳しい改定となることが予想されます。秋ごろに出されるであろう経営実態調査の結果がどのように出てくるのかも大きく影響を及ぼすものと思います。
 
 そんな中、隣町の上尾市にある障害福祉サービス事業所では、利用者の方がお亡くなりになるといった、非常に残念な出来事がありました。人材確保は難しい、報酬も下がるかもしれない、様々なマイナス要素はあろうとも、障害のある方々の命、人権を守り、より豊かな生活になるよう支援することが私たちの使命です。
 報酬議論だけでなく、全国の事業所がさらに質の高い支援を行うことができるような仕組みづくりについても、しっかりと議論し、また、実践していければと思います。
2017/07/19
施策推進協議会ほか
 昨日は午前中埼玉県の障害者計画、障害福祉計画に対して提言を行う施策推進協議会に出席しました。

 本年度が第5期の計画策定年度ということで、新たな計画作成に向けて議論を行いました。
 施策を進めていくためには、国、都道府県、市町村それぞれの役割があります。
 大枠の法や制度を所管するのが国で、実際に援護の実施者となったり、また最近では基幹センターや地域生活支援拠点など地域レベルの仕組みづくりは市町村で行うといったように、国や市町村の役割hア比較的イメージがしやすいと感じます。一方で、都道府県においては比較的に間接的な立場が多く、役割のイメージがしにくい機関であると感じます。
 イメージがしにくいから重要ではないかと言えばもちろんそうではなく、広域行政の立場での資源の調整、広域行政の立場での仕組みづくり、人材育成などなど、マクロとミクロだけではなく、メゾの立場で両者をしっかりと調整する役割は必要です。
 より良い計画に繋がるよう建設的な意見交換となるよう努力したいと思います。
 
 午後からは発障協の今年の一大事業である、人材確保に向けた事業のヒントをいただきに、埼玉福祉保育専門学校を訪問しました。
 福祉に人がこないのはなぜか、一言でいえば「イメージ」が良くないということに尽きると思います。マスコミ等による報道の仕方によるところも大きいとは感じますが、業界として十分な取り組み、自助努力も不足していたことは否めないと感じます。
 より有益な取り組みに繋がるよう、協会としても十分に議論をしていきたいと思います。
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