理事長日記

2017/11/22
北摂杉の子会 視察
   昨日から本日にかけて、大阪府高槻市を中心に事業を行っている北摂杉の子会さんに管理職研修として視察に伺いました。

   法人設立時期は彩明会より1年早いだけですが、事業所数は20を超え、職員数も360名と、積極的に地域のニーズに応えて事業展開されている法人です。

   特に自閉症などの発達障害のある人たちへの支援については、全国的にも有名で、法人事業所としての取り組みだけでなく、行政を巻き込みながら、支援を地域の仕組みとして行っています。

   たくさんの学びがありました。人材育成、高い工賃支給、職住分離などなど。それらのすべてに共通するのは「個」なのだと感じました。

   先方の法人職員からは、取り立てて「個」というキーワードは強調されてなかったことが、むしろ「個」を口にするまでもない、当たり前のことと、とらえているように感じました。
   私たちも「個」を大切に支援してきたつもりですが、今の支援を振り返り、施設や事業所の枠に利用者の方々を当て込んでいる場面がまだまだあるように感じます。既存の服に人が合わせるのではなく、一人一人に合った服を仕立てるように、もっと今までの仕組みを壊していくべきだと感じました。もちろんこれまで築いてきたものは私たちの財産ですが、scrap and buildと言いますか、try and errorと言いますか、いずれにせよ、いいことはやる、良くない、または時代にそぐわないことはやらないというようにしていかなければなりません。

   昨年中国地区の障害者支援施設部会で講師として鳥取県に伺った際に、同じく講師として見えていた北摂杉の子会萩の杜の施設長さんと知り合うことができ、それがきっかけで今回このような機会を設けることができました。
  これだけ素晴らしい取り組みをされているにもかかわらず、非常に謙虚な方で、この姿勢がこれだけ多くの人たちから信頼を得ていることに繋がっているのだと感じます。また理事長様にも夜遅くまで意見交換会にもお付き合いいただき、たくさんの学びをいただくことができました。理事長様はじめ、職員の方、利用者の方、ありがとうございました。

   写真は北摂杉の子会で運営するチョコレートショップです。とてもおしゃれで、チョコも大変おいしかったです。

北摂杉の子会

2017/11/17
日本知的障害者福祉協会 政策委員会
 本日午後から政策委員会に出席しました。

 報酬改定検討チームも着々と行われ、少しずつ障害者総合支援法の改正部分や、新報酬体系について方向性が見えてきました。

 年々社会保障費が増え続ける中、社会保障費上昇を抑制していくことも示され、いかに持続可能な社会を作っていくかという点も含めての今回の報酬改定となるので、今までのように右肩上がりの改定というのはなかなか考えにくいものがあります。
 とは言え、今を生きている障害のある人たちの暮らしも保証していかなくてはなりません。

 今年も11月半ばとなり、時間は限られていますが、政策委員会としてやるべきことをしっかりとやっていきたいと思います。
2017/11/16
上尾桶川伊奈事業所連絡会 運営委員会
 本日上尾桶川伊奈の事業所連絡会の運営委員会が行われました。
 12月の定例会の内容と基幹相談支援センターについて協議を行いました。

 12月の定例会では中堅職員を対象として「連携」をテーマとした意見交換を行うこととなりました。
 国や県という大きな連携も必要ですが、実際に顔が見える地域での連携は、日々の支援に直結するものですので、現場レベルにおいても良い連携をとっていくためのきっかけになればと考えています。

 基幹センターについては2市1町の障害者計画の中にも盛り込まれていく予定となっていますが、より良い形でスタートできるよう連絡会という立場からも意見を述べていければと思います。
2017/11/10
彩明会評議員
 本日補正予算の作成に伴う評議員会を開催いたしました。

 評議員の皆さんからはたくさんのご意見やアドバイスもいただき、議案については全てご承認をいただきました。

 これらのご意見を活かして、より良い法人経営を行っていきたいと思います。
 お忙しい中ご出席いただきました評議員の皆様大変ありがとうございました。
2017/11/09
虐待防止・権利擁護研修打ち合わせ
 標記研修会の全体打合わせを行いました。
 虐待防止法施行以来標記研修会に携わってきていますが、スタッフもこの数年間での研修の空気感に変化を感じているようです。
 よく言えばグレーゾーンに対する意識が高まっているともいえますが、悪く言えばグレーゾーンという言葉だけが独り歩きしていて、その本質についての議論が浅くなっていると言ったらよいでしょうか。

 本年度になっても残念ながら障害者施設における虐待報道はたびたび報道されています。一言でいえば専門性の不足なのだと感じます。
 ここでいう専門性とは、専門的知識や専門的技術だけではなく、専門職としての価値(感)も含めた専門性です。
 本研修に携わって以来、様々な虐待の実情を見聞きするようになりましたが、その中には「悪意がない」状態で不適切な行為を、それも繰り返し行っているという事例が多くあると感じています。
 もっと言えば、場合によっては職員個人または組織としての「正義」として、虐待を行っている場合すらあります。

 虐待=悪いこと、なんてことは誰でも分かっています。それでも繰り返されるということは、虐待は悪いこと、虐待は利用者の尊厳を傷つけること、だからやめましょうという論法では虐待はなくならないのかもしれません。

 最近脳科学者の中野信子氏の『ヒトは「いじめ」をやめられない』という本を読みました。
 いじめは種を残すために脳に組み込まれた機能であり、様々な脳内物質の影響を受けて行為に至るという内容のものでした。これによっていじめの行為がむしろ「正義」であるという感覚になることもあるようで、大変に厄介です。どんなに優秀な職員であっても、専門的価値を有する職員であっても、明日は虐待加害者になりうるという前提を持っていなければならないのだと思います。

 いじめも虐待もそこに至る仕組みみたいなものは同じなのだと思うと、「正義」の主張だけではなく、あるいは専門的価値ということだけでなく、特に現場レベルににおいては、また違ったアプローチや対応が必要なのかもしれないと感じます。
2017/11/09
サービス管理責任者研修(介護分野)
 昨日、一昨日とサービス管理責任者研修(介護分野)の1日程目が行われ、スタッフとして参加しました。

 今回は私はグループには入らず、全体把握でしたので、各グループの様子をうかがうことができました。
 もう何年もスタッフとして参加している百戦錬磨の人も多く、全体的にスムーズに研修を行うことができたのではないかと思います。

 逆に言えば、大変静かでおとなしい印象も受けます。自身の支援に対するポリシーのぶつけ合いみたいなものが、年々薄れている感もします。

 利用者支援はご本人を含め、たくさんの価値感をぶつけ合い、ご本人の幸せってどんなだろうと侃々諤々話し合うことで、より良い支援に繋がっていくものと思います。
 私たちは生まれ育った環境による個人固有の価値観と、専門職としての専門的価値観の2つを持たなければなりません。

 専門職としての価値観は一定程度共通するものでなければなりませんが、残念ながらその専門的な価値観だけでは利用者の方々は幸せになれないと思います。
 この専門的価値観に加え、それぞれ固有の価値観を混ぜ合わせることで、多角的視点から支援について検討できるものと思います。
 この固有の価値観は正しい、間違っているという類のものではありません。文化や風土によって全く異なる価値観がはぐくまれるからです。

 少し前に外国人が日本人がそばを食べるときにそばをすする音が不快だと話していたという記事を見たことがあります。一方日本人はむしろ、そばはズズーとすすって食べるのが粋で正しい食べ方だという認識があります。
 自身にない文化を安易に否定せず、その背景や理由などを知ることによって、お互いの価値観を共有できるのだと思います。

 価値の枠組みが狭すぎると、偏った支援になります。そうならないためにも、たくさんの価値観をぶつけ合うことが大切なのだと思います。

 今回の研修にも平成生まれの方もたくさんいらっしゃいました。若い世代が多様な価値観をぶつけ、認めていくといったプロセスをもっともっと踏んでいってもらいたいと思います。
2017/11/06
中国地区障害者支援施設部会研修会
 11月1日2日の2日間、島根県松江市において中国地区障害者支援施設部会の研修会にお招きいただきました。
 昨年の鳥取での研修会にもお招きいただき、そのご縁もあり、2年連続でお声をかけていただきました。大変光栄です。

 私は初日の最初の講演をさせていただきました。テーマは権利擁護と意思決定支援ということでした。
 本研修会のテーマ全体が権利擁護に関係するもので、その後お話しいただく方々の前座として、基本的な部分のおさらいになればと思い、当日まで準備をしてきました。

 その後岡山ライトハウスの竹内氏よりご講演がありました。ご本人自身も全盲でありながら、幼少時代からこれまで様々なつらい経験もされながら、明るく前向きに生きてこられたその人生について語られました。
 毎年何百回とご講演されているようで、聴衆を引き付ける話術は、もはやプロですね。笑いあり、涙あり大変感動的な話でした。

 2日目は障害者支援施設ひゅーまん重利施設長より、相模原事件から見るリスクマネジメントというテーマで講演及びグループワークが行われました。
 その後東京で所用がありに戻らなくてはならないため、大変申し訳なかったのですが、最初の講演だけ拝聴し、帰路に就きました。
 講演の中で、社会の中には事実として誤った障害者観があることを受け止め、私たちは社会に対して発信し、交わっていくことによって、この事件を特殊な事案としてとらえることなく、2度と同じような事件が起こらない社会を作っていなかければならないとおっしゃっていました。
 重利施設長とは初めてお会いしたのですが、研修前の控室や研修後の懇親会でもいろいろと話をさせていただきました。たくさんの話をしていく中で、何かがスーッと胸に落ちた気がしました。
 薄っぺらい理想論でなく、ネガティブな現実論でもない、全体を俯瞰した考え方には共感するものが多々ありました。

 今回も含め、こうしてたくさんの人たちと出会い、たくさんの価値観に触れる機会をいただけることは大変ありがたいことですし、実際にそれを支援の現場に活かしていくことが私の仕事だと思っています。今回の経験もぜひ法人職員に伝えたいと思います。

2017/10/29
収穫祭
 本日第18回収穫祭を開催いたしました。

 過去諸事情により中止となった1回を除き、全ての年が雨にたたられることなく、屋外での開催でしたが、本年度は初めて雨に見舞われ、屋内での開催となりました。

 雨天ということもあり、ご来場者数もほとんどないのではないかと危惧していたところ、例年ほどではないものの予想をはるかに超えるご来場をいただきました。
 屋内開催ということで、大変人口密度の高く、移動するのも大変でしたが、またこれはこれでにぎわっている感もあり、ご来場いただいた方からも、同じようなご感想をいただきました。

 予定では本年度も目玉の一つ移動動物園も中庭で行う予定でしたが、屋内ということでポニーは来ず、それ以外の小動物のみで室内で行うなど、一部プログラムの変更はありましたが、ボランティアの皆さん、近隣事業所の皆さんのご協力もあり、無事終了することができました。

 盛り上げていただいた利用者の皆さん、ご家族の皆さん、近隣事業所及び友好事業所の皆さん、ボランティアの皆さん、ご来場者の皆さん、そして本事業のご協力いただいたすべての皆さんに感謝申し上げます。
2017/10/27
関東地区種別代表者会議 東京大会
 昨日、本日の2日間、東京立川において関東地区種別代表者会議が開催されました。

 もともとすでに報告いたしました通り、埼玉県知事の訪問が予定されていたため今回の大会には参加しない予定でしたが、急遽政策委員長の代理として出席することとなりました。

 ということで、知事のとことん訪問の後、夜に立川に入り、本日の会議の第1分科会、会長事務局長分科会に参加いたしました。
 政策委員会という立場上、各都県の会長から厳しいご指摘やご要望、御意見など、火だるまになる覚悟で参加しましたが、やはり課題感、問題意識は共通するものがほとんどであり、大変有意義な意見交換をすることができたと感じています。

 もともと本会議には不参加予定でしたので、法人の理事会を組んでいたため、会議終了後、急いで法人本部まで戻り、滑り込みセーフで理事会を間に合うことができました。

 理事会では上半期決算、第2回補正予算、経理規程の改正、給与規程の改正、次回評議員会の日程等について審議され、全ての議案についてご承認をいただくことができました。

 何かとバタバタした2日間でしたが、大変有意義な2日間でした。
2017/10/26
知事の「とことん訪問」
 本日埼玉県知事による「とことん訪問」ということで、上田埼玉県知事が本法人のかなでにご訪問されました。
 また、他に大島伊奈町長他、伊奈町議会、埼玉県議会の議員団の方々もご一緒にご訪問いただきました。

 かなで設立に至った経緯、コンセプトを説明させていただき、実際の仕事の様子やChouchouで販売しているハーブティーなども試飲していただきました。また、主力商品であるパウンドケーキもたくさんご購入いただきました。

 知事からは、障害があろうとなかろうと、安かろう悪かろうのモノづくりではなく、よりモノを作り、それを広めていく姿勢はとても大切ですと、私たちのコンセプトにも共感していただき、そしてエールをいただきました。

 今回このような大変光栄な機会をいただき、職員一同改めて気を引き締め、地域の方々に愛される法人運営をしていきたいと思います。 

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